異世界転生×スローライフ×最強魔法使いを描く人気ファンタジー、『水属性の魔法使い』。小説投稿サイト「小説家になろう」での連載を皮切りに、書籍版、漫画化、そして2025年夏にはTVアニメ化も果たしました。
本記事では、「水属性の魔法使い」がどのようなメディアで展開されてきたのか、また各媒体でどんな特徴や派生作品があるのかを、最新情報を交えてまとめます。アニメ・漫画・小説のファンはもちろん、これから手を出してみようという人にもピッタリな、全体像のガイドです。
- 『水属性の魔法使い』の小説・漫画・アニメの展開全体像
- 各メディアごとの特徴や見どころ、最新情報
- 今後の続編・外伝・第2期などの注目ポイント
① 小説(原作)展開 — 異世界発のスタート地点
ネット小説としての始まり(「小説家になろう」)
『水属性の魔法使い』の世界は、小説投稿サイト「小説家になろう」での連載から始まりました。異世界転生ものとしては珍しく「水属性」に特化した主人公が、派手な戦闘だけでなく日常生活でも魔法を活かす姿を描き、注目を集めます。
TOブックスからの書籍化と刊行状況
2021年にTOブックスより書籍化。イラストはsime氏。書籍版は文庫判ではなくA6判のソフトカバー形式で刊行され、装丁も高評価。
巻数・物語の区切り(中央諸国編/西方諸国編/東方諸国編など)
1〜3巻は「中央諸国編」、4巻以降は「西方諸国編」へ。各巻で区切りが明確で、好きな章の読み返しがしやすい構成。書籍化に伴いネット版にはない加筆・背景深掘りも追加されています。
2025年9月時点で第7巻まで刊行。次巻で「東方諸国編」突入が予告されています。
② 漫画版・コミカライズ展開
墨天業による「第一部@COMIC」の概要
第一部は漫画家墨天業氏が担当。序盤〜「中央諸国編」を丁寧に可視化し、水魔法の繊細さや人間関係が繊細な筆致で描かれます。
大嶌カヲルによる「第二部 西方諸国編」の展開
第二部は大嶌カヲル氏の作画で「西方諸国編」を中心に展開。異文化の出会いと衝突、共生をテーマにスケールアップ。静と動のコントラストが印象的。
外伝『ペネロペイアの涙』を含む派生ストーリー
外伝コミック『ペネロペイアの涙』は重要人物の若き日を描くスピンオフ。本編未収載の心情や伏線を補完するファン必読作。
刊行状況(2025年9月):第一部5巻+第二部3巻+外伝1巻。電子配信(Kindle/BookLive/コミックシーモア等)あり。
③ アニメ化とその特徴
アニメ放送開始の時期、制作スタジオ、スタッフ情報
2025年夏クール(7月)よりTVアニメ放送開始。制作はStudio AQP。監督は佐倉俊人氏、シリーズ構成は山田理乃氏。
ストーリーとアニメオリジナル要素、原作との違い
原作「中央諸国編」をベースに、オリジナルキャラクター・サイドストーリーを追加。第4話のオリキャラ・カレンが後の展開への伏線として話題。日常や訓練描写も丁寧で“スローライフ”要素が強化。
配信・放送メディア、視聴可能地域の情報
地上波に加え、ABEMA/dアニメストア/Netflix等で同時配信。視聴環境の敷居が低く新規参入しやすいのが強み。
主要キャスト
- 主人公・アレン役:内田雄馬
- 精霊フローラ役:水瀬いのり
- 王女エリナ役:早見沙織
第1クール(全12話)放送中。報道では第2期制作内定との情報もあり、今後の展開に期待が高まっています。
④ その他メディア・商品展開
特設サイト・Blu-ray&DVD・グッズの展開
Blu-ray/DVDは全3巻(各4話収録)予定。第1巻にはイラストレーターsime氏の描き下ろしスリーブ、ショートストーリー+設定資料の特典小冊子を封入。
スペシャルパックやフェア、書店特典など
TOブックスオンライン限定スペシャルパック(B2タペストリー/録り下ろしボイスドラマCD/アクスタ&缶バッジ等)を用意。アニメイト・とらのあな・メロンブックスでは書き下ろしSSリーフレットやキャラ別イラストカードなど店舗別特典も。
公式サイトでは季節ビジュアルのフェア(クリアファイル/マグカップ/スマホリング等)を定期展開。
⑤ 最新展開と今後の見どころ
2025年9月現在、原作・漫画・アニメの三媒体で活発に展開中。
原作・小説の最新部/完結見込み
小説は第7巻まで刊行、最新刊で「東方諸国編」に突入。公式コメントでは「最終章序盤」にあたり、伏線回収とクライマックスへ期待が高まります。
漫画の新連載・新章、外伝の追加予定
- 第二部「西方諸国編」:第3巻で完結
- 2025年10月より「東方諸国編」新シリーズ連載開始予定
- 外伝『ペネロペイアの涙』:好評につきスピンオフ第2弾制作決定(「魔法大戦以前」の前日譚)
アニメ第2期・続編の可能性
高視聴率&グッズ好調を背景に第2期制作が内定との報。“精霊契約の儀”や“水の試練”など、原作4巻以降の山場の映像化が示唆されています。
まとめ:『水属性の魔法使い』全メディア展開まとめ
小説投稿サイト発ながら、書籍化・漫画化・アニメ化へと拡大した本作。小説は章立ての明確さと加筆で読み応えが増し、漫画はビジュアルで世界観と感情を補強、アニメはスローライフとバトルのバランスを映像と音で魅せます。
グッズ/特典/外伝も豊富で“推し活”しやすく、最新巻では物語がクライマックスへ動き始めています。これから触れる人も、追っているファンも、全メディアの流れを俯瞰することで、より深く楽しめるはず。
- 小説・漫画・アニメの全展開を網羅
- 原作は東方諸国編に突入、物語は最終章へ
- 漫画は10月から新シリーズ開始予定
- アニメ第2期の制作が内定と報じられる
- グッズ・特典・外伝が充実し“推し活”向き
- メディア横断の相乗効果で世界観が拡張


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